先日、蛍光めだかを許可なく育成・販売したとして、カルタヘナ法違反で逮捕者が出た事件。
いろいろと詳細がわかったので、続報を記事にしてみた。
【販売目的は?】
増田容疑者
「見たことのない綺麗なメダカだった。これは売れると思った」
やっぱ、
金目当てか!
2022年3月、東京台東区で行われた販売展示会で青木直樹容疑がこのミナミメダカを「ロイヤルピングー」と名づけ、展示会で1匹10万円で販売しているのを客が見つけ、事件が発覚したとも報じられている。
ほら、展示会なんかで販売するから捕まるのよ。
台東区で3月に行われた展示会って、アクアリウムバスかな?
それにしても、ピングーに謝ってほしい
そもそも、卵を盗んだ経緯は?
捜査関係者への取材で、男性が2009年に遺伝子を組み替えたメダカの卵およそ30個を3回に分けて研究室から持ち出したうえ、同級生の母親に「人にあげてはダメ」と言い、渡していたことがわかりました。
この母親から広まっていったのね。
ちなみに、この元大学生も、同級生の母親も書類送検されたそうです。
そして、研究室のあった東京工業大学では
本学が調査を行った結果、当該元学生は、2009年4月から2012年3月までの間、遺伝子組換え淡水魚を使用する研究室に所属していたことが確認されました。また、当該研究室で淡水魚の飼育管理作業に関わっていたことから、遺伝子組換えメダカの飼育室に出入可能であり、持ち出しが可能な状況にあったことがわかりました。
遺伝子組換え生物等の取扱いに対する教育訓練は、遺伝子組換え生物等を取り扱う各研究室において行われていましたが、このような事案が発生したことは、当時の教育訓練が不十分であったことによって起きたものと考えられます。
そして、対策として
1 淡水魚飼育室の管理強化 ・遺伝子組換え魚を飼育する学内すべての施設・部屋に暗証番号キーを導入し、入退室を限られた人員に制限する。 ・学生のみでの淡水魚飼育室への入室を原則禁止する。 ・当該施設・飼育室への入退室を記録し、教職員が厳密に管理する。
2 遺伝子組換え体の取扱いに関する学生への教育の徹底 ・カルタヘナ法をはじめとしたライフサイエンス研究関連法令並びに生命倫理を取り扱う学部3年次の授業科目「生命倫理・法規」を必修化する。
いや、
遅ぇよ!
始めからやっとけや
と思ったのが正直な感想です。
東京工業大学は、文科省から厳重注意を受けたそうです。
では、カルタヘナ法違反で逮捕されるとどれくらいの量刑になるのか?
「法律上の罰則としては、50万円以下の罰金か6カ月以下の懲役。または併科といって、両方が科される場合もあります。ただ、今はまだ逮捕された段階で、この後、起訴して裁判にかけるかどうかは検察次第となります。
さらに初めての事例のため、見本になるようですね
「刑事事件としてカルタヘナ法を適用するのは初のケースですから、今回、裁判所が下す判断は、今後同様の事件が起きた際の基準になります。そういう意味では、厳しい判断をするのか、寛容な判断をするのか、その結果を見ることで、司法のスタンスがわかると思います」
では、気になる用水路に流されたメダカはどうなったか?
環境省の担当者が現場を確認し、用水路はほぼ干上がっていて、メダカがいない状況とアメリカザリガニが発見されたことから、捕食されるなどしたとみて自然界への影響はないとしています。
とりあえず、流出してないのは良かった。😊
ザリガニも役立つやないかい!
でもさ、その蛍光めだかを食べたザリガニって、蛍光にならないよね?
この蛍光メダカ、販売などされて50人ほどの手に渡ったようですが、名乗り出て下さいとの事です。
遺伝子を組み換えたメダカは販売会などで売られていたということですが、手元に持っている可能性がある人に対し、最寄りの地方環境事務所に相談するよう呼び掛けています。
捕まるんじゃないの?
安心してください。
捕まる可能性は低いようです。
遺伝子が組み替えられたものと知らずに飼っていた場合は、直ちにカルタヘナ法に違反する可能性は低いということです。
でも、
販売とか、譲渡とか、放流とかすると
捕まるよ!
いや、捕まえて!
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