今回は――
「フロマージュを青くしたい」という野望に憑りつかれた男のドキュメンタリーである。
【2023年:運命の出会い】
格安でフロマージュを購入

【2024年:悪魔の囁き】
フロマージュから生まれた子の中に、怪しく青く光る個体を複数発見。

「コレや!!!」
脳内でファンファーレが鳴り響く。
即座に「フロマージュブルー計画」を発動。
青い子同士を交配させ、すべてが始まった。
【2025年春:調子に乗り始める】
電気代を無視して部屋を加温しまくり、ガンガン爆殖させた結果……
なんと!F1の約90%に青っぽい体外光が発現!

しかも、青みのある子もチラホラ誕生。
「あれ? メダカの掛け合わせって……余裕じゃね?」
「天才ブリーダー誕生の瞬間では?」
調子に乗りまくり、ドヤ顔でニヤニヤが止まらない。……フラグである。
【2025年秋:現実を知る】
満を持して迎えたF2世代。
ワクワクしながら水槽を覗き込んだ男の目に飛び込んできたのは――
「……誰???」
見事なまでにバラけた個性派集団。

青っぽい子はゼロではないけど、見る影もなく2〜3割に激減。

完全なる絶望。
「ダメじゃん……」
男は静かに天を仰いだ。
【2026年:狂気とポジティブの狭間で】
心がバッキバキに折れかけながらも、残された数少ない青い子を必死にかき集めて再チャレンジ。
そして、誕生した待望のF3世代!
運命の結果発表……!!

「……え、黒???」
水槽を泳いでいたのは、90%以上がまさかの黒っぽい
青どこ行った???
……いや、待て。落ち着け。
これは失敗ではない。(必死の自己弁護)
そう、青く輝くためには「黒のベース(地色)」が重要なのだよ、君
この黒っぽいボディに体外光が乗ってくれば……最強の青が完成する!!

つまりこれ、一歩前進したってことじゃね???
……たぶん。いや知らんけど。
ポジティブ思考な俺
【結末】
果たして次世代、水槽から姿を現すのは「奇跡の青」か、それとも「漆黒の闇」か。
フロマージュブルー完成への険しき道標。
伝説のメダカが完成するのが先か、私の寿命が尽きるのが先か……
神のみぞ知る。(完)

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