昨日は熱があったけど、どうしても外せない用事があった。

熱にうなされながら向かったのは、親戚の引っ越し現場。
そう、「地獄の引越し作業」である。
朝9時から夕方まで、熱でボーッとする頭を抱え、荷物を運び、車に積み込み、移動し、また運ぶ。
それを2往復
帰る頃には完全にHPがゼロとなり、生まれたての小鹿のように膝をガクガクさせていたのは言うまでもない😓

しかし、神様は私を見捨てなかった。
作業の合間に「要らない荷物山脈」をガサガサと発掘していた時のこと。
ダンボールの奥から、まばゆい光を放つ箱が出てきた。

エルメスの箱じゃん!
しかも、箱だけと思いきや、中身が入ってた。
中身はブーツ

親戚に「これ、どうするの?」と聞くと、まさかの「あーそれ要らないから捨てといてー」との返答。
エルメスのブーツ、GETだぜ!!
試しに履いてみると、シンデレラもびっくりレベルでサイズがジャストフィット。
まあ、履かないで売るんですけどね。
さっそくフリマアプリで画像を送り、震える手で査定結果を待つ。
画面に表示された金額を見て、目が飛び出た。

「7万〜9万円だと!?」

新品ならおそらく20万〜30万円はする代物。
ブランド物に一切の興味がない私からすれば、「革でできたおしゃれな長靴」にしか見えないのに、世の中どうなっているんだ。
でも、ふと思った。
これってメダカと全く一緒じゃないか?
私にとっては涙が出るほど欲しい「1匹数万円の高級メダカ」も、興味がない人から見れば「ただの魚」「近所の小川で泳いでるやつ」でしかない。
モノの価値というのは、それ自体が決めるのではなく、愛着を持つ「見る人の眼」が決めるのだ。
深すぎる。
エルメスから人生の真理を学んだ俺
さて、もしこのブーツが9万円で売れたら、何に使おうか?
決まっている。
もちろん、最高のメダカをお迎えして、あんな物や、こんな物を爆買い
……と言いたいところだが、この歓喜の瞬間を、横で嫁が爛々と目を輝かせて見つめていた。

しまった、見られてた。
オワタ…
9万円で売れたとて
たぶん、私に与えられる報酬(取り分)は、おそらく5,000円。
解せぬ!

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