告白しよう。
俺には、どうしても手に入れたいメダカがいた。
その名は――
蛇墨武リモーネフレーミングtype
金色に輝くボディに、絶妙に浮き出る墨。
初めて見た瞬間、完全に心を撃ち抜かれました。
今年、絶対に増やしたいメダカNo.1である。
……しかし。
この恋の道のりは、とんでもなく長かった
第1章「勘違い」
念願の初落札!

「ついに手に入れたぞ!」
そう喜んだのも束の間。
到着して袋を眺めていると……
「あれ?なんか違う。」
商品名を見返す。
蛇墨武。
……。
「リモーネフレーミングtype」が入ってねぇーーー!!
やってもうた
欲しかったのは「蛇墨武リモーネフレーミングtype」。
落札したのは、ただの「蛇墨武」。
完全なる見落とし
自爆である。

ややこしいねん!(逆切れ)
⸻
第2章「神隠し」
気を取り直し、ちょっと奮発して再落札

体型が悪いメスだったが、

「愛があれば問題ない。」
そう思った翌日――
メス、忽然と姿を消す。
どこ探してもいない。飛び出した形跡もない。
まさかの、神隠し。(※現在も捜索中)

⸻
第3章「飛びます、飛びます」
諦めるわけにはいかない。
三度目の正直で再び落札。

今度の個体は少し小ぶりだったが、とにかく元気。
「元気が一番!」
……そう思っていた。
翌朝までは。
朝、容器の前に立つと、
カピカピの煮干しになったメスが横たわっていた。

元気すぎやろ!
「いや待て、まだ間に合うかも!」
最後の望みをかけて水に戻してみた。
しかし……奇跡は起きず
涙で飼育容器の水位が溢れた…

⸻
現在の戦力
・蛇墨武(無印)……1ペア
・蛇墨武リモーネフレーミングtype……オス2匹
もちろん、増える可能性はゼロ
そして昨日。
震える指で、4回目の落札ボタンを押した。

今度こそ頼む。
これでダメなら……
メダカなんて辞めてやる!(いや辞めない)
そこで、ふと我に返り電卓を叩いてみた。
「……総額、約25,000円。」
…………
部屋の隅で膝を抱え、落ち込んだのは言うまでもない…

メダカは増えなかったが、黒歴史は確実に増えた
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